
愛真高校には、文化祭があります。ただ、先生も生徒も「文化祭」とは呼びません。「AAF」と呼ばれています。
AAFの正式名称は、「愛真アートフェスティバル」。その名の通り、音楽や演劇を中心とした、愛真ならではの芸術祭です。
AAFには年毎のテーマがあり、愛真生はテーマソングを制作します。候補曲の中から選ばれた1曲が、その年のAAFを彩ります。
歌や楽器が日常に溶け込んでいる愛真だからこそ、発表に込める熱量はとても高く、AAFは1年の中で最も学校が盛り上がる2日間です。
「AAF」をつくる模擬店・ステージ・演劇
AAFは、大きく「模擬店」「ステージ」「演劇」の3つで構成されています。
模擬店
模擬店では、かき氷、窯焼きピザ、焼きそば、おにぎりなどを販売します。中でも窯焼きピザは、愛真生が普段パン作りに使っている窯をそのまま活用して焼き上げる、AAFならではの人気メニューです。販売ブースには、愛真生が手作りしたパンやお菓子、リサイクル石鹸、手縫いのバッグ、オリジナルTシャツなども並びます。


ステージ
ステージでは、バンド演奏、合唱、クラシック演奏、ダンス、お笑い、ラップなど、ジャンルを超えたさまざまな表現が披露されます。
全校生徒は約45人。それにもかかわらず、有志パフォーマンスの出演グループは毎年約30組にのぼります。多くの生徒が複数回ステージに立ち、自分自身の表現に挑戦します。
中には、自ら作詞・作曲したオリジナル曲を披露するグループもあります。日々、自分や他者と深く向き合っている愛真生だからこそ生まれる言葉が、観る人の心にまっすぐ届きます。


演劇
ステージ企画とは別に、学年ごとの演劇発表も行われます。
監督、脚本、舞台づくりまで、すべてを愛真生自身が担当します。学年が上がるにつれて、「自分たちは何を伝えたいのか」というところから考え、脚本を一から創作することもあります。
学年全員でひとつの作品をつくり上げるからこそ、ときには意見がぶつかることもあります。それでも対話を重ねながら、一緒に悩み、考え、形にしていく。その過程も、愛真生にとって大切な学びの時間になっています。


愛真生にとっての「AAF」
「ありのままを出せる、表現の場」
愛真という小さな共同体では、1人じゃ生きられない。強くかっこよくありたい、先輩らしくありたい、だと息がしづらくて、そんな思いを持ちながら過ごしている。
AAFは、生きてるって感覚が湧く。叫べる。ありのままを出せた感覚。青春。自分を表現できる、好きなことできる場。
「みんなを繋ぐもの」
愛真に音楽が好きな人ばかりが集まってるわけではない。
ギターを教え合ってできる人間関係があり、ピアノの前で喋って始まる人間関係があり、みんなを繋ぐもの。
「準備期間に本音が出される」
本番はやるだけ。準備期間が濃密。
いろんな人がどこかしらでぶつかってる状況が毎日ある。その中で出される本音がある。
「弱いところを晒す緊張と覚悟」
愛真って自分の中のものが溜まりやすくて、叫びたくなる。
人間の弱いところを晒すのは、いくら成長しても、苦しいもの。傷つけられやすいところを出すのは覚悟が必要だし、緊張する。
今年の「AAF」について
「AAF」は、どなたでもご来場いただけます。
愛真生たちの熱量を、ぜひ体感しに来てください。
「AAF」のススメ
AAFは、ただの発表の場ではありません。 愛真生にとって、自分自身を表現し、仲間と共につくり上げる特別な時間です。
毎晩の「沈黙の時間」で自分と向き合い、夕会で自分の言葉を人前で語る。愛真では、そんな日々の積み重ねがあります。その1年間の蓄積が、AAFで一気に外へとあふれ出します。だからこそ、オリジナル曲の歌詞も、演劇のセリフも、表面的ではなく、まっすぐ人の心に届くものになります。
愛真が大切にしている日々の文化が、表現として昇華される2日間。それがAAFです。
ステージに立つ先輩たちの真剣な姿に心を動かされたなら、愛真はあなたにぴったりの場所かもしれません。愛真生の熱量を、体感しにきませんか?


